あばうとアーチェリー

謹賀新年
申年の破魔矢風

Hits.22 キャデットラウンドも衰退してくのね
2016.1.8


 宇都宮で教えている中学生の子、昨年はやっと全ア連(全日本アーチェリー連盟) の全国通信アーチェリー大会に参加できました。 中学校の運動部で他競技もやっているので、なかなかアーチェリーの試合に参加できなかった。 正式名称は「第1回小中学生 全国通信アーチェリー大会2015」。 2014年までの「U-15 全国通信アーチェリー大会」の名称が変わり、 競技種目に60mラウンドが新規追加されてます。
 これは春先から秋にかけてのアウドドアの参加試合の一番いい点数を全ア連に申請して、 その点数で全国規模の順位を決めるというものです。 マイナースポーツゆえ部活も少ないし、小中学生が参加できる試合は少ないし、 競技普及のためにも子供は必要ですから、ひとつの目標としての通信大会です。 特に部活が無い場合は各地域のアーチェリー団体に所属してるわけですから、 まわりは大人ばっかりでモチベーションも上がらない、 全国の同年代の子と競える場としてちょっと楽しめます。 全結果は雑誌「アーチェリー」にも掲載されますしね。
 参加人数が多いのは一番短い30mですが、一番長い距離の1440ラウンドにもなると上位者は 「げっ!」と思うような高得点で、 私なんぞじゃ、一生勝てません。
 さて、秋に中学生の子の記録を申請した後、 昨年12月に全ア連から記録確認用の結果が送られてきました。 我が事でもないのにドキドキしながら記録確認と順位をチェック。 うーん、やっぱこのくらいかー。他の選手の点数はどのくらいかなと、 書類データの頭から見始めると・・。
 え? なんでこんなに人数少ないのよ?
競技種目は、
・キャデットの部(1440ラウンド)
(男子70・60・50・30m、女子60・50・40・30m、各36射、計144射)
・60mラウンド(72射)
・50・30m(各36射、計72射)
・30mラウンド(72射)
の順で競技記録が出てます。
かつて「キャデットラウンド」と呼称されていた「1440ラウンド」、 この参加人数が激減!!
おかしい! 昨年まではどうだっけ?と古いアーチェリー誌を探してみます。
 息子が最後に参加したのは(中3の時)2012年。
キャデットラウンドの参加者は、
2012年 男子55人 女子46人
2013年 男子45人 女子45人
2014年 男子11人 女子15人
2015年 男子2人 女子3人
 うそだろっ、と思うような人数です。かつては男女50人程度にいたのが、 いまでは1ケタ・・・ まあ昨年の時点でもガックリと減ってはいたんですが。 今回から60mラウンドが新設されたのが影響大きかったんでしょうね。 こっちは参加者多いし。
 Hits.7でも書きましたが、世界的な傾向で試合形式は1440ラウンドから、 オリンピックと同じ70mラウンドに移行してます。 小中学生の日本一を決める「全日本小中学生アーチェリー選手権大会」も、 2014年からキャデットラウンド(現1440ラウンド)から60mラウンドに変更。 大人の70mラウンドに相当するのが60mラウンドです。 (ちなみにこの試合は選手権なので誰でも参加できるわけじゃありません。 対象期間内に基準点以上を出した者が参加申請して、 点数上位者から参加人数で足切りされなければ出られます)
 この全日小中学生は6月にあるため、申請対象期間は前年2013年春先~2014年春先。 つまりその春先以降の2014年の試合結果は「翌年2015年開催の全日小中学生」 の対象期間に該当するわけです。 ゆえに全日小中を狙う子なら練習するのは60mだし、出る試合も同じですよね。
 そんなわけで春から秋の期間を対象にした通信大会は2014年から、 キャデットラウンドの参加者が激減したわけで。 2015年の60mラウンドが新設がさらに拍車をかけて、こんな寂しい人数に。
この人数だと来年、1440ラウンド消えちゃったりしないかしら・・。
 通信大会は、小中学生の他にマスターズ(40歳以上、10歳区切りでクラス分け)もあります。 中年以上は体力も落ちてきて、点数も下がってやる気を無くして弓を離れる・・ って事がないように、がんばりましょうって目標なのかな。
 競技発展のためにはこれから伸びていく子供は必要だけど、 競技会開催のためには公認審判他の運営スタッフが必要なわけで、これには大人が絶対必要。 だから年取ってもアーチェリーやめないで!っていうのが本音かしら。 競技運営だけのために続ける人って、少ないと思うの。 やっぱり自分で弓、引きたいじゃん。 自分も試合出るから、審判もやる気になるもんでしょう。
 高校生以上には通信大会は無いです (複数会場限定のインドアの通信大会はあったと思う)。 高校選抜、インターハイ、国体、全日と、活躍できる場がたくさんあるからでしょう。
 さて、2016の小中学生通信大会、今教えてる小中学生の子たちは何人参加できるかな?



近況:息子の大学センター試験まであと何日。
なんだか弓を引いていても集中しきれません。