あばうとアーチェリー

Hits.21 継ぎ矢 (つぎや)
2015.12.26


 アーチャーならご存知とは思いますが「継ぎ矢」とは、すでに的に刺さっている矢のお尻に、 新たに射った矢が当たり、2本の矢を1本につないだ状態になる事。 当然つながれた矢は、もう使えません、オシャカです。
 初めて自分の矢を継いだ時には、ちょっと感動しました。うわー、すごーい。 でも2度目以降は悲しみが。ああ、矢が壊れた、もったいない。 特に同的で他人に矢を継がれた時なんか、もお悲しみばかり。 継ぎ矢は「お互い様」なので、継いだ矢の持ち主が「すみません」と謝罪すればそれでお終い、 弁償とかはありません。「いいんですよ」と返しながらも心は(涙)。 悔しかったら、相手の矢をつないでやれっ!ってか。 私は他人につながれたのは、1回きりですけど。
 ちょっと前の事ですが、練習中に継ぎ矢が発生。まあ数年に1度くらいの頻度かな。
 ただ今回のケースは初めて。「貸し弓の初級者同士」が継ぎ矢。 しかも大人ではなく、2人とも小学生、18mを80cm的で練習中。
「くっついちゃいましたー」という声に目を向けると、手にしていた矢は深々とつながれた状態。 当然、どちらも貸し矢です。今年入会した小学生の矢に、 去年入会した小学生の矢が継ぎ矢してました。
 まさか、貸し弓で継ぎ矢されるとは・・。 大人ならまだしも、実質ポンドの低い小学生で継ぎ矢が可能だとは・・。 継いだ子の実質ポンド、だぶん16ポンド以下だと思う。 しかも継がれた矢、ノックは差し込みじゃなくてテーパーなのに。 弱い弓だと勢いが無いから、継がずにハネる事にもなるのに。
継ぎ矢あと
一番下は継がれた後。
参考:写真の上2本がテーパーのアルミ矢、ノック付ける前と付けた後。 手元にアルミの継ぎ矢は無かったので差し込みノックのカーボン矢の継がれた矢。 (アルミの継ぎ矢はパイプカッターで短く切って捨ててしまった) ちょこっと壊れているのがわかりますよね。 カーボン矢、もっと深く継がれた場合は、カーボンの縦繊維がパアッと開き、 俗に「花が咲いた」状態になります。

 差し込み式の矢は開いた穴にノックを差し入れる形ですが、 テーパーは円錐形になった状態にノックを接着するので、 継ぎ矢しにくいんです。 ちょっとのズレで、相手のノックを壊しただけで横に着弾するから。 よっぽど真っ直ぐに当たらないと、継ぎ矢にならない。
 貸し弓でも大人がノックを壊すことはありますが、 小学生に継ぎ矢されるとは思いもしませんでした。 ものすごい偶然によって継ぎ矢したわけですね。 多分、この射場始まって以来でしょう。 私が担当する前までは小学生は受け付けてなかったし。
 深々とつないだ矢同士は、これがまた、なかなか離れない。 普通、潤滑剤を付けて、よいせっと2本の矢を別方向に引き抜けばすぐに外れるのに。 ようやく外れたと思ったら、継いだ矢の方に、継がれた矢の破片がベタッと張り付き、 剥がすのに苦労しました。 シャフトがジャズだから?(ジャズは素材の金属が柔らかい)
 でも矢を外した後に気づいた事。記念に写真撮っておけば良かったな・・ 小学生、初めての継ぎ矢なんだし。 日曜だから会員は大勢いたのに、誰一人として「記念写真」に気付かなかった。
 ちなみに、継いだ矢の点数は、継がれた矢と同じです。
「ところで何点で継ぎ矢したの?」
「2点」
・・・・せめて、赤以内くらいでつなごうよ・・。



近況:息子はもお、大学センター試験目前。
どこに合格するかはわからねど、大学はお金がかかる!
それに比べたらアーチェリー道具なんて安いよね。
なんて気分になって、私はリムを衝動買いしました。