あばうとアーチェリー

Hits.17 アーチェリー人口は増えている?
2015.6.10


 何でしょうね、最近、テレビのバラエティー番組で何度かアーチェリーを目にしてます。
芸能人がテレビゲームさながらの障害物の隙間を縫って的を狙ったり、 トップ選手と芸能人が距離を違えて娯楽的な的を狙ったり・・ 弓は画になるからか?ものめずらしさで、あの手この手の奇妙なルールで矢を射ってます。 ずいぶんとアーチェリーも一般化してきたんだなぁ。
  日本での認知度が一気に上がったのは、2004年アテネオリンピック 山本選手の銀メダルからでしょうか? (すみません、1984年のロサンゼルスの山本選手の銅メダルの時の 世間の雰囲気には記憶がありません。 私自身がオリンピックに興味が薄かったから) 「中年の星」が大きなインパクトを与えたからでしょうか。 ずいぶんテレビにも出演されました。
 その後、古川選手の2012年のロンドン銀メダルがまた大きく取り上げられ、 世間のアーチェリー競技の認知度が非常に高くなりました。
 認知度が上がると言う事は、競技の底辺人口も増えている?  大元の全日本アーチェリー連盟(全ア連)のウェブサイトには、 登録者数のデータが公開されてないので、ネット上で捜してみると・・・
 全ア連の登録数は2010年度(平成22年度)で13,158人。
文部科学省 諸外国および国内における スポーツ振興施策に関する調査研究(平成22年度) の  2-2スポーツ団体等の状況に関する調査(PDF)より。 他の競技団体も出ているので、面白いです)
 おっ、以前よりも増えてますね。 たしか昔は12,000人弱だったような。 ただこれは、全ア連登録した人だけの数なので、登録していない人の数はわかりません。
 内訳としては、中学生以下、高専・高校生、大学生等、一般に分けられますが、 データとしてネットで得られたのは中学校と高校だけ。 あくまでも学校内の部活の生徒数なので、 地域のアーチェリー団体に所属して活動している子供は含まれません。
  中学は2001年(H13)、高校は2003年(H15)からのデータなので、 同じ2004年からにしてます。 (ちなみに、このサイトの一番最初「AMAZONEの息子」は2002年開設)
 せっかくデータがあったので、グラフにしたのが以下。 (やり始めてから、すごく面倒なのを後悔しましたが)地域別にも分けてみました。 元データは都道府県別になってます。

公益財団法人 日本中学校体育連盟 の  加盟校調査内の参考競技・参加生徒数。
 中学校の部活は体育協会においては加盟していないアーチェリーは「参考競技」なんですね。 ちなみに他の参考競技はテニス(硬式でしょう)・ホッケー・なぎなた・レスリング・ 弓道・ラグビー・空手・フィギュアです。 えっ、弓道もなの?って、驚きましたが。
中学校グラフ
データ元:(公財)日本中学校体育連盟 参考競技別・参加生徒数
※2008年はデータ無し

中学地域別人数
(単位:人)

次が 公益財団法人 全国高等学校体育連盟 の  加盟登録状況より。
高校グラフ
データ元:(公財)全国高等学校体育連盟 加盟登録状況

高校地域別人数
(単位:人)

 さて、どうでしょう?  中学生はぐぐっと増えてます。高校生は増減を繰り返しながらって感じですね。 高校生は国体やインターハイ種目でもある事から、 すでにある程度の数で落ち着いているという事ではないかと。 また弓具は競技用の高価な物であるため、 なかなか増えにくいんじゃないでしょうか。
 それに比べると、中学生はガシガシ競技指向の学校もありますが、 総じて長距離まで射てる子は少ないです。 とりあえずの安価な弓具で、あるいは学校所有の弓具で済んでしまうため、 増えやすいのではないでしょうか。 それでも、中学生の時にアーチェリーを経験した子が、 大人になってから戻ってくる可能性はあるわけで、 底辺人口として増えているのは喜ばしい。

 そしておそらくは地域のアーチェリー団体でも参加人数は増えているでしょう。 銀メダリストの登場も大きいですが、一番の要因はインターネットの普及です。
 テレビで見たアーチェリーに興味を持って、すぐに調べられる。 これは大きいです。 その昔は、初心者講習会を募集しても、地方紙や市の広報誌の片隅に載せてもらうとか、 募集張り紙しかできませんでした。 このままじゃ団体潰れちゃう?って思うほど、会員が減った事もあります。 インターネットで広報するようになってから、ぼちぼちと問い合わせが来て、 入会者も増えました。
 さらにはスマートフォンの普及。 パソコンを使った事の無い人でも、すぐに検索できるようになって、 さらに問い合わせが増えました。 ただツィッターかラインの影響か、 名無しの1行メールも多くて閉口しますけど。
 またネット通販により弓具店が増えて弓を購入しやすくなった事も、 普及には大きく貢献してますね。 実際に店に行ける距離ならいいけど、地方はショップが無い。 カタログ見ながら、電話注文とかFAXとか。 それに比べたら、今はとっても便利です。マイナー競技ゆえに、 その恩恵は大きいですねー。
 競技人口が増える→道具が売れる→売れるから道具の値段が下がる→ そんな事を期待してます。



近況:息子は、高3になってから学校で模試ばかり。
受験生だから仕方ないかなーとは思うけど。
土日が模試って、休みがないよー。
弓引く時間が無いよー。