あばうとアーチェリー

Hits.1 オリンピックと競技
2013.6.8


 こんにちは、あるいは初めまして。新装開店です。 文字ばかりが多いので、私の代理のたれぱんだの写真、載せときます(^^;)
代理
母の代理
 つい先日、レスリングと野球・ソフトボール、スカッシュが2020年 夏季オリンピック実施競技の最終候補に残ったと報道されました。 これらの競技が1枠を競い、決定するのは9月だそうで。
 オリンピック競技になるかどうかは、その競技の普及に非常に大きく影響しますから、 どの団体も必死です。 競技普及のためには多くの人の目に触れる事が大切であり、 アマチュアスポーツの場合はオリンピックが一番の宣伝でしょう。
 人気競技でもない限り、単一競技の世界選手権や日本選手権など、 試合がある事すら一般メディアは伝えません。 もちろん選手にとっては世界選手権出場はすばらしく光栄な事ですが、 周囲の反応は天と地ほどの差があるでしょう。 オリンピックがあると言う事がどれほどの普及と宣伝効果を生み出すのか。

 1972年に復活したアーチェリーも、また実施競技から落ちそうと言われた頃があります。 国際オリンピック委員会(IOC)が苦しい財政を立て直すため、 放送権契約で収益を出そうとした頃。 観戦して面白みの無い、視聴率が取れない競技は外しちゃえって。
 選手はシューティングラインに横一列に並び、淡々と弓を引く。 FITAダブルラウンド288射の合計点で勝者が決まる。 カメラとしても、どこを映せばいいの?って感じですよね。 何人かの有力選手にスポットを当てるにしても、 ずらーっと並んでいる選手達がいるから、アングルの変化も付けにくい。 しかも、競技時間が長い。
 で、観戦が面白くなるように試合形式がずいぶんと変わりました。 詳しく書こうとしたら、すんごく長くなっちゃっうので、簡潔に。 決勝はオリンピックラウンド(OR)というのを作り、1対1のトーナメントに。

1920年 アントワープ大会 アーチェリー競技がはずされる
1972年 ミュンヘン大会 競技復活
1984年 ロサンゼルス大会 FITAダブルラウンド終了(288射)
1988年 ソウル大会 グランドFITA(予選後、上位者のみ進む試合を4回続ける)  団体戦も採用。
1992年 バルセロナ大会 OR制定(70m)、予選はFITAラウンド(144射)
1996年 アトランタ大会 予選も70mダブルに変更(72射)。
2012年 ロンドン大会 ORが合計点数ではなく、セットシステム採用。 3射1セットで勝てば2ポイント。最多5セットで、6ポイント先取が勝ち。

 その他にもORは当初1射40秒だったのが今では20秒!に。引き戻しできませんね。 また映像上、選手の顔が隠れてしまうので、脇に置くスコープ(単眼鏡)の高さにも制限が。 最初は選手の肩の高さまでだったのが、今では脇の下までに。 全日本アーチェリー連盟もそれにならったルール改正をしたので、 普段の試合でもスコープを覗くのに、体をかがめざるをえなくなりました。 不便なので私は上から覗き込むタイプのスコープに買い替えましたけど。 そんなわけで、下位の試合にも影響しちゃう。

 1972年オリンピック競技になったため、 身近な国体やインターハイ(え?身近じゃない?)でも正式競技として採用されます。 国体は1980年第35回栃の葉国体から。 高校生に至っては、個別開催していた全国高校大会のインターハイへの参加は、 1993年第26回栃木大会まで待たされます。
 競技人口を増やすには、底辺を増やす事。 インターハイがあるのなら高校にもアーチェリー部を作って選手を育てなければ。 国体があるのなら選手を育ててチームを作らなければ。 それが様々な普及活動になり、競技者だけでなく愛好者も増やしていくきっかけにもなります。 (ちなみに、現在は国体もインターハイも70mです)
 これがオリンピックから外れちゃったら? 国体だって外されちゃうかも。 いや、多分外されると思う。 だからこそ、どの競技団体もオリンピックから外されないよう、 あるいは入れるよう努力するわけで。
 今回残ったスカッシュ「えー、あれをどうやって放送すんの? 壁ばっかじゃん」 と思ったら、4面透明アクリルのコートを開発したそうで。考えたなー。
 アーチェリーも、いつまた外されるかもしれないから、常にビクビクですよ、 マイナー競技は。
 なお、今までのオリンピック競技記録は世界アーチェリー連盟(WA) のウェブサイトにあります。 該当ページ




近況: 左手首を若木骨折した息子は、
順調に回復してます。
日常生活には問題無いけど、
弓引くには、まだまだ・・